無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界 2020/2/1発行 第48号
このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2020/2/1発行 第48号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.催眠術の倫理(4) 個人情報保護
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。
今月で当メルマガも5年目に突入いたしました。
メルマガ開始当初よりご愛読頂いている皆さまには、
心より御礼申し上げます。
巷では、新型コロナウイルスの感染が大きく報道されています。
感染者数が爆発的に増えているようですので、
手洗い、うがい、マスクの装着を徹底して
過ごしていきましょう。
バックナンバーはこちらから
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2. 催眠術の倫理(4) 個人情報保護
「催眠面接」という手法があります。
高名な成瀬悟策博士による
『催眠面接法』という書籍もあるほど、
よく知られた催眠技術活用法です。
大雑把に言うと、催眠状態、つまり変性意識状態になると、
嘘をつくことができません。
ですので、催眠状態の人は催眠術者の質問に対して、
本当のことを答えるか、何も答えないかの
いずれかしかできません。
(ただし、催眠面接で聞き出した情報は
あくまでも対象者の無意識の中にある情報に過ぎないので、
必ずしも真実や事実であるとは限りません。)
質問の仕方などの細かい工夫を要しますが、
原理的には、催眠状態にさえなれば
催眠面接の状態は実現できます。
この原理によって、催眠術者は
催眠を掛けた相手の個人情報やプライバシー的情報、
さらに何らかの秘密を偶然知ってしまうことがあり得ます。
ヒプノセラピーの場面であれば、
相談に来た人物の悩みを施術前のカウンセリングのプロセスで
十分に聞き取る必要があります。
人間関係の悩みなどの場合、
本人のプライバシー的情報以外に、
家族や職場などの何らかの秘密に当たるような情報も
聞き出す必要が出ることは珍しくありません。
ラポールは信用や信頼をベースにして形成されますから、
もともとラポール形成を前提とする施術において、
このような秘密を開示していただくのは
当たり前と言えば当たり前です。
このように、催眠術者が施術前や施術中に
対象者やその周囲の人々の秘密を知ってしまう機会が
たくさんあります。
その情報を第三者に漏らしたり、
何らかの記録として公開したりするなどは、
合法違法の判断以前に、
倫理的に間違いなくやってはならないことです。
催眠状態の施術者と対象者の双方の言動を
対象者はきちんと記憶できないことが多いので、
その確認をしてもらうための材料として
音声や動画を取るケースも多いのですが、
その際には、目的と方法をきちんと説明した上で、
対象者の同意が当然必要になります。
漏らす意図が仮になかったとしても、
たとえば、そのような音声や動画のデータや
施術を行なった事実そのものの情報を
誰かに盗まれたりするケースも有り得ます。
施術に関するすべての記録情報の管理を
徹底する必要があるのです。
リンク:
『「片づけができるようになる」 連続施術、進行中!』
『偽記憶を社会問題化したアイリーン・フランクリン事件』
『辛い記憶や嫌いな自分を忘れて楽になる 忘却催眠の活用』
『新宿南口にセッション・ルーム開設決定!』
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3.セミナーのご紹介
◆実践!聞き手の意見を思いのままに変える催眠スピーチ術 基礎講座◆
聞き手を変性意識状態に引き込み、
無意識段階で聞き手の意見をこちらの伝えるものに書き換える
催眠スピーチ術の体系化に成功しました!
ヒトラーが国民操作に用いたスピーチ術を催眠の立場から再構成。
500人にさえ一度に変性意識に引き込むテクニックをお教えします。
深催眠はできませんが、ラポールがほとんど要らず、
対象者を広くムラなく誘導できる奇跡の手法です。
さらに、参加者に人前で自信を持って話せる他者催眠をかけて
確実に実行できるようにします。
<日時>
2月19日(水) 19:00~22:00
※今後、毎月第3水曜日に定期的に実施いたします。
<講師>
石川真
<会場>
東京都渋谷区代々木(JR新宿駅徒歩8分)
<申込方法>
お申込フォームより、お申し込み下さい。
※お申し込み期限は2月11日(水)。
お席に限りがありますので、お早めに申し込み下さい。
<料金>
一般 55,000円(税込)
※クレジットカードでの決済となります。
大好評につき、毎週、新宿の会場で、
各種の人気テーマの催眠セミナーを開催中!
ご興味のある方は、以下より詳細をご確認ください。
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4.催眠関連書籍紹介
『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』
精神科医の名越康文氏による
仏教の教えの日常的な実践を説いている書籍で、
タイトルの問いの直接的に答えるような
哲学的な内容の書籍ではないので
注意を要します。
むしろ、タイトルのような問いを立ててしまうような、
悩みや不安に縛られた心情から
逃れる方法を説明する内容です。
その方法は仏教の教える日常的な
「行」と呼ばれる行動の実践です。
「行」の一例として
テーブルを丁寧に拭くという作業が
紹介されています。
その際に、心の中で「拭く、拭く…」と
一心に唱えながら行なうと
説明されています。
この状態は凝視法や集中法が働いているはずですので、
「行」はそのまま自己催眠の誘導法であることが
分かります。
日本古来の生活習慣上の自己催眠活用による
“満たされた心”や“満たされた人生”の
実現方法の解説書として読むと、
催眠技術の持つ可能性の広がりが感じられます。
『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』
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5.吉田かずお先生トリビア
主に霊術家と呼ばれる生業を営む人が
明治後期から昭和前半まで
全国に数万の単位で存在する時代がありました。
これらの霊術家の多くは
催眠術を核とする技術者でしたが、
その質は玉石混交だったと
吉田かずお先生は言います。
第二次大戦下から終戦直後、
吉田先生が子供の頃は、
彼らが現在の占いや癒し系のサービス店舗のように
日常よく見る存在だった最後の時代でした。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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配信担当 田中めぐみ
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