実践催眠術の第一人者 吉田かずおが提供する ”本当にできるようになる”催眠セミナー

催眠術を学ぶ 関連書籍紹介

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催眠誘導の技術を大きく二分すると緊張系催眠と弛緩系催眠に分かれます。いままであまり注目されなかった緊張系催眠の技術を応用すると、数百人単位の集団催眠も、ほぼラポールレスの催眠も、そして、事実上の瞬間催眠も、実現できます。
リラックスできない人は多くても、緊張するのは誰でもできる。だから、緊張を使った催眠の技術の応用の範囲は大きく広がっています。
代表的な緊張系催眠のパターンである「催眠スピーチ術」、「催眠作業術」、さらに珍しい「短息の催眠」まで、事例を丁寧に説明し、緊張系催眠がどのようなものかをすっきり教える類例ない内容の一冊です。


従来の古典的な催眠のありかたにたいして、現代催眠とも呼ばれることのある「許容アプローチ」を確立した、催眠の巨人、ミルトン・エリクソン。彼の催眠手法は、後にNLPやブリーフ・セラピーとして分派が多数生まれるほど、形が捉えどころのないものでした。その結果、有名なバイオラポールやちりばめ技法などの表面的な型ばかりが知られるようになり、対象者の観察を重視し、対象者ごとに異なる有効な治療方法をそのつど編み出した彼の考え方は顧みられることが減っています。

この書籍は、ミルトン・エリクソンに師事したW・オハンロンが、後に催眠手法にまで広がって行き、催眠手法のあり方まで押し広げていく、ミルトン・エリクソンの基本的な考え方を、平易に説明しています。

数々のミルトン・エリクソンの破天荒な心理療法の事例に驚かされながら、彼が編み出した無意識への働きかけ方の原理が非常によく理解できる一冊です。

催眠ホレさせ術

催眠術師でなくてもできる! 女性に好意を抱かせる 催眠ホレさせ術

  • 著者石川 真
  • 価格¥ 1,500
  • 出版日2016/03/14
  • 単行本38ページ

誘導することなく、日常の場面で変性意識状態が発生するポイントを見極め、そこで効果的な暗示を与えるノウハウを書籍にまとめた内容です。催眠術師でなくても、意中の異性の無意識に、「これからもずっと一緒にいたい」とか「この人はとても素敵だ」とかの“気持ち”を書き込むことが可能になる、あまり例のない催眠原理の応用を紹介した書籍です。

動画セミナーも販売しておりますので、書籍と合わせてご覧ください。


大学教授によるまじめに超常現象を考える書籍。超心理学と言う現代の科学がESPの存在を確認していて、そのESPが無意識の力であるものと考えられていることが説明されています。

ごく近接した未来についてなら、人間には予知をする能力があることを証明する実験なども紹介されています。従来の科学を合理的な“意識の科学”と位置付けた上で、これからの科学には必ずしも現時点での技術で原理を説明することができない“無意識の科学”の重要性が増すだろうという著者の考えは非常に興味深く思えます。

暗示の書き込みにより無意識をコントロールする技術が催眠術ですので、催眠術とESPの関係を明らかにしていく科学的アプローチと考えながら読むと、催眠術の将来が色々と想像できます。


催眠術の歴史を紹介する書籍を読むと、その多くがエジプトや古代ローマなどの文明における事例から始まり、一足飛びにアントン・メスメルに至り、何人かの偉大な先駆者の紹介を経て、ミルトン・エリクソンに至ります。ここには、日本における催眠の歴史が全く登場しません。

日本に催眠術という考え方が“紹介”されたのは明治の文明開化の際です。しかしそれは、先述の西洋における“催眠術”の導入のことです。“催眠術”とは呼ばれていませんでしたが、日本には明らかに催眠術と根を同じくする術や技が存在していました。修験山伏たちや日本古代の武術家たちが持っていた技術です。

それが明治政府の廃仏毀釈などの宗教弾圧によって弱まり、一部が西洋催眠術と重なり合って、大正から昭和初期に急速に拡大し、全国に数万人単位で存在した“霊術家”たちへと変貌して行きます。

催眠術の“もともと日本に存在した形”がよく分かる書籍です。『催眠術の日本近代』と合わせ読むと、日本がかつて“催眠大国”であったことが分かります。

明治から昭和初期にかけての日本において催眠術が、社会的にどのように認知されてきたのかを多数の文献にあたりながら分析した内容です。有名な福来友吉の千里眼実験なども当時の社会にどのように受け止められていたのかが分かります。

森鴎外が『魔睡』と言う小説で、医者が女性に催眠術をかけかどわかすと言う事件を描いていたことなど、当時の日本において、今以上に広く認知されていた催眠術について、状況が分かるように丁寧な説明が為されています。今ではほとんど実践者が国内に存在しないメスメリズムも、当時は霊術家たちによって広く実践されていたと紹介されています。

催眠術の施術が医療行為の一部であるのか否かの議論や、医師の職業領域とのせめぎあいなど、現在の催眠術の社会における立ち位置や役割を考える上でも、とても参考になる情報が多く含まれています。

MRI技術の進歩により、頭蓋骨切開なしに多数行なわれるようになった実験から判明した脳に関する新事実を、さまざまな切り口から、専門知識がない読み手にも分かりやすく解説した書籍です。軽妙な語り口で、気軽に読める文章です。

人間の意思決定や選択などの行為が実際には行なわれていず、すべて無意識が決めてしまった結果を追認しているだけに過ぎないと言う実験結果の数々は衝撃的です。無意識の“回路”はこれまでの経験や学びによって決まっており、その回路が出した判断や言動を、意識は自分がやったものと錯覚しているだけだということです。

催眠について学んだ者なら、無意識を暗示によりコントロールする催眠技術の大きく広がる可能性に気づかずにはいられません。

研究が進む脳神経学によって、再定義される意識と無意識の世界。理性主義も意識主義もあてにならなくなって、思考し行動する人間も、原理的にはPCと同じ「入出力系」となりました。単なる入出力系である脳のコンピュータの「出力を変える」には、「入力を変える」か「プログラミングを変える」かの二択ですが、初期設定値の「遺伝」などの「構造」はガチガチに決められています。

そのコンピュータの再プログラミングが確実にできる「催眠技術」の実用の可能性に迫ります。読み終えると、周囲の人間の背後にある巧妙な機械仕掛けが見え始める。上下巻、アブナイ話が満載の問題作。上巻は、「ただの高性能コンピュータ」として解き明かされる人間の思考や行動の仕組みを描き、そこでの催眠の技術の位置づけを遺伝学や行動経済学、構造主義の各種の説を引用しながら、分かりやすく解説します。

研究が進む脳神経学によって、再定義される意識と無意識の世界。理性主義も意識主義もあてにならなくなって、思考し行動する人間も、原理的にはPCと同じ「入出力系」となりました。単なる入出力系である脳のコンピュータの「出力を変える」には、「入力を変える」か「プログラミングを変える」かの二択ですが、初期設定値の「遺伝」などの「構造」はガチガチに決められています。

そのコンピュータの再プログラミングが確実にできる「催眠技術」の実用の可能性に迫ります。読み終えると、周囲の人間の背後にある巧妙な機械仕掛けが見え始める。上下巻、アブナイ話が満載の問題作。下巻は、「ただの高性能コンピュータ」に支配される人間の「コミュニケーションを変える(=「入力を変える」)」ことと「学習を変える(=「プログラミングを変える」)」ことに対して、催眠の技術が開く大きな可能性を各種の事例で説明します。さらに、日本人の「構造」特性に合った、効果の高い催眠の技術を記号論などを分かりやすく引用しながら推論してみます。

催眠術の基本的な技術がほぼ全部分かる内容です。この一冊だけでも、いろいろな知識が身につき、独学で催眠術を学ぶのであれば、非常に心強い必携書です。ショー催眠や一般的に知られる“狭義の催眠術”を基本から学ぶには十分すぎる、各種の誘導法などが盛りだくさんに解説されています。

一方で、吉田かずおが“催眠”と言う言葉に含める、変性意識全体を扱う行為としての“広義の催眠術”に関心があると、目もくらむほどの用語定義と手法図解の羅列を読んでも、何か物足りなさを感じてしまうかもしれません。

シリーズで上級編も出版されていますので、催眠術のテクニックを豊富に身につけたい人には、タイトルどおりのぴったりの内容だと思います。

催眠の技術は実際の変性意識に入ってから暗示を入れる部分よりも、その前の段階で対象者が催眠をかけられても良いと考えるような、ラポール作りと誘導の部分がより重要だと言われています。そのラポール作りや誘導の部分の各種のテクニックを恋愛に応用するとどうなるのかを、細かく説明した内容です。

女性をどのようにして自分に対する行為を抱かせるかと言う所から始まり、セックスにどのように誘導するかが段階ごとに男性向けに書かれている構成は時系列的でマニュアルと言うよりむしろ読み物としてみてもよいかもしれません。

著者、林氏の特徴ですが、各種の用語が出てきて、その文字上の理解から実践に結び付けようとすると、盛りだくさん過ぎて少々大変です。

海外における催眠術全体の考え方や扱われ方が、きちんと体系立てた章構成と、多数の写真や図解で説明されている書籍です。

催眠術の歴史と、そこに登場するアントン・メスメルやミルトン・エリクソンを始めとする催眠の“巨人”たちの業績について、図鑑をめくるような気分で気軽に知ることができます。催眠術の具体的な活用分野や、自己催眠のテクニックとその実践方法など、この一冊で俯瞰的な“催眠観”が確実に身につく、とても分かりやすい入門書です。

ただ、海外の書籍なので、日本国内の現状の催眠の扱われ方よりも、オープンで積極的な印象があります。催眠の歴史以外の部分では、今の日本国内での催眠術の立ち位置よりも、より理想に近い催眠術の社会的立場が読み取れるように思います。

催眠技術の歴史を語る時に、避けて通ることができない、フランツ・アントン・メスメルの詳細なエピソードに彩られた伝記です。

催眠と言う考え方が確立される以前の18世紀後半のヨーロッパ各国に広く普及し、貴族から大衆まで熱狂させた当時の“新技術”であった「メスメリズム」がどのようなものであったのかは、現在の日本の多くの催眠術師にもあまり知られていません。

当時ハプスブルク家の本拠地として栄華を極めたウィーンの権威あるウィーン大学からの博士号も含め、複数の学問分野で博士号を取得して、メスメルは医師として開業していました。当時、萌芽したばかりの近代科学技術の一端である地動説に基づく天体観の中の惑星間の磁気的な力が地球上の生体にも影響を及ぼしていると言う前提の下に、メスメルは自分の治療を、その生物が持つ“動物磁気”を調整することでなされていると解釈し、自説に固執しました。

メスメルの催眠治療は水を入れた桶や金属製の棒を用いた独特のものでしたが、それがなぜそのようになったのかも、当時の革命前夜のヨーロッパが彼をどのように受け止めていたのかも、すっきりと理解できる内容です。催眠施術のあり方や、催眠施術の社会的受容など、現在と同種の構図を読み取ることもできる気づきの多い一冊です。

応用範囲が非常に広い、実践催眠術の第一人者、吉田かずお先生の催眠技術を元に、 商談の効果的な進め方を解説します。 多種多様な営業活動の中でも、最も基本的で汎用性の高い、「既存の法人取引先担当者に対する商談」のテクニックを、催眠のことを知らない読者でも、分かりやすく丁寧に説明した内容です。 もちろん、新規営業、飛び込み営業、 一般消費者向け営業の場面にも応用できる技や考えかたが満載です。

テレビ出演も多数こなしていた催眠パフォーマーから文筆業に転進し、その後、『千里眼』シリーズなどのヒット作も多数ある松岡圭祐による、催眠関係の書籍です。

この書籍の面白いところは、まず催眠に関する非常に分かりやすい原理の説明が書籍の前半にずっと続きます。誘導法などの実践型のマニュアル的内容はありませんが、催眠とはどんなものか関心が湧いた人には、とても分かりやすい説明になっています。自律訓練法などにも言及する丁寧さと広範さです。

後半は、読むことにより食欲を抑制する暗示が読み手に対して発動して、ダイエット効果がでる“物語”です。受け手に対して、暗示を与える媒体にはいろいろな種類がありますが、物語の中に暗示が“埋め込まれて”いる事例は非常に珍しいのではないかと思います。

いろいろな意味で催眠の可能性に気づかせてくれる一冊です。

“習いごと”の伝統は日本には古来から存在しました。それは日本人がそれぞれに自分の人生を豊かにするためのすぐれたノウハウ集だったのです。

ロングラン映画作品『日日是好日』を見て原作『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を読んだ「催眠技術研究屋」石川真が、そこに書かれている著者の25年に及ぶ茶道体験から得た学びを、催眠技術の観点からじっくりと考えてみます。

そこには、“習いごと”全般が日本人の人生をより良い方向へとどんどん変えていくメカニズムが存在していたのです。読むとあなたは多分“習いごと”を始めたくてしかたがなくなります。

『洗脳』と題されていますが、苫米地氏が彼を一躍有名にしたカルト教団の信者の脱洗脳作業を行なったことを背景に、カルト教団の信者獲得・組織維持の洗脳技術のあり方を説明している書籍です。

書籍の前半は総てカルト宗教団体の解説で、そのビジネスモデルにまで詳細に言及していますので、タイトルとのミスマッチ感がややあります。ただ、後半は洗脳の具体的な技術について“危険な技術なので語ることはできない”としながらも、その原理については詳細に述べています。

催眠と洗脳を記憶として続くか否かで分類する考え方は、それら二つは全く同じこととする吉田式催眠術とは大きく異なります。しかし、逆に、吉田式催眠術の立場から洗脳も催眠と同じととらえて読むと、洗脳の詳細な原理説明がそのまま催眠の適用例の説明と読み換えられてとても勉強になります。

上司や同僚、友人・恋人との人間関係でストレスを抱え込んでいる人は増える一方に思えます。「やりがいのある職場」や「自分を尊重してくれる相手」を求めても、なかなか手に入らない。そのやるせなさや徒労感が、日常的にココロをすり減らして行っているのでしょう。

その状態は、自覚できないままに、自律神経などをむしばみ、カラダの色々な症状になってあらわれてくるケースも増えています。

催眠技術研究屋の石川真が、そうした「満たされない思い」や「いやになって来る気持ち」について聞くたびに、一つ思い至ることがあります。「催眠の技術なら、簡単にしあわせになれるのに」。

前作『ステージを変えて幸福に生きる! 〜フロー状態から考える“習いごと”のススメ〜』から、石川真がさらにグンと踏み込んで、ココロを整え最高の仕組みである“催眠”で、しあわせになる方法を丁寧に説明します。あなたのココロのスイッチをカチッと簡単に切り替える、そんな可能性を教える一冊です。

著者の吉峯幸太郎は、昭和中期にテレビなどに頻繁に出演していた催眠術師守部昭夫の下で三年間修行し、独立した経験ある催眠術師です。

この本の特徴は、著者の幅広い知識が、長い経験に裏打ちされた催眠技術と組み合わせられていることです。催眠術師が身につけるべきとする「催眠七芸」は、「暗示と催眠」、「心理学全般」、「大脳生理学」、「心身医学」、「人間学(処世術)」、「兵法」、「一般教養(雑学力)」です。人生の悩みに振り回されている被験者に荘子の言葉を暗示で入れるなど、非常に機知に富んだ、施術のあり方が多々紹介されています。

経営などへの応用で有名な孫子の兵法の催眠施術への応用などは、なるほどと納得させられます。運動トランスなど、最近普及している催眠系の書籍などには全く紹介されていない実践的な誘導法なども数多く紹介されています

ヒプノ・セラピーに特化した内容ですが、単なる催眠術の技術ではなく、武道や芸道のような形で、人間の研鑽も含めた催眠術師のあり方を学べる非常に意味のある書籍です。

催眠スピーチの目的は、「大勢の人の意見を思うままに操作する」こと。

政治家の選挙演説を聞いて、有権者は「この人の主張は良さそうだから、この人に投票しよう!」と考えて、投票することにします。そのときに、本当に“冷静な判断”をして、投票相手を決めているでしょうか。

イタリアのパドヴァ大学のガルディ博士らの研究によると、本人が「まだ、投票先は決めていない」としている段階でさえ、特殊な方法を使って無意識の中にある考えを引き出すと、結論は既に出ていると言うことが分かっています。つまり、「本人は無自覚だけれど、無意識の世界では既に賛否は出ている」と言うことです。

それなら、無意識に直接命令を書き込める催眠術の原理を使って、スピーチのような形で、聞き手の無意識の中にある意見や考えを変えてしまえば、大勢の聞き手の意見を話し手の思うままにすることができることになります。

実は、映像に残る有名なヒトラーの演説も、この原理を使って、ドイツ国民を導いていたのです。大勢の人を率いるリーダーによって用いられてきたスピーチ術。それが催眠スピーチ術なのです。

世界的にもっとも有名な自己催眠法である“自律訓練法”について、そのマスターのためのステップを丁寧にまとめられています。
ドイツの大脳生理学者フォクトの臨床的催眠研究に基づき、同じくドイツの精神科医シュルツがヨガの研究などを加えて原型を確立したとされる自律訓練法は、ストレス解消や抑鬱の効果があると紹介されていることが多いようですが、自己催眠法である以上、もっとたくさんの使い方があります。
この書籍では、催眠と言う言葉が一つも使われていず、そのような大きく広がる可能性に言及されていないのが残念ですが、自律訓練法をきちんと学ぶためのテキストとして優れた一冊です。

ポルノ映画の時代からアダルト系映像の業界のトップランナーであり続けた、代々木忠監督の本です。代々木監督は女性からも評価されるAVを多数作ってきたことでも有名ですが、早い段階から、女性のオーガズムが非常に深い変性意識状態であることに気付き、女優の“演技ではない”本当の深い悦楽を催眠技術を使って実現することに成功した人物でもあります。その際に、実践的な技術指導をしたのが吉田かずおです。
その代々木監督が、女性の性の可能性について、気や呼吸法の考え方まで交えて分かりやすく説明した内容です。深いオーガズムを経て、トラウマや抑圧から解放された女性達の物語が多数語られています。
一方で、文中にはメスメリズムへの言及まであり、ショー催眠や一般的ヒプノセラピーのあり方とは異なる、催眠技術の応用の仕方がとてもよく分かります。

映画にもなったインド古来のカーマ・スートラ、古代中国の房中術、ポリネシアン・セックス。最近では、スロー・セックスやフロー・セックス、芸能人が逮捕されるキメセク、雑誌に特集される「きれいになるセックス」や「死ぬまでセックス」などなど、「カラダが喜ぶ」、「気持ちいい」と言われるセックスを色々な立場の人々が解説しています。どれが本当なのでしょう。そして、どれが自分に合うのでしょう。

多種多様な「気持ちいいセックス」には、共通の原則があります。セックスの気持ち良さは、脳の中で無意識が創り上げているものですから、無意識が「気持ち良い」を作り上げる条件を整えればよいのです。無意識を操作することができる最高の技術、催眠技術に基づいた愛し合い方を、パートナーと二人で実践してみてください。


著者は、サッカーの日本代表監督として活躍した岡田武史氏など、日本スポーツ界の有名な指導者に、スポーツ選手が実力を最大限に発揮するために、どのようにメンタル面のサポートをするべきかを長年アドバイスしてきた人物です。その実績に裏打ちされた、彼の独自の指導メソッドが余すところなく書かれた充実の一冊です。

禅やヨガ(本書内では「ヨーガ」)の知見を採り入れたメンタルを強化する10項目のメンタルスキルが後半で詳細に語られています。スポーツ選手のメンタルトレーニングについて書かれた書籍は様々なものがあり、全体を俯瞰する網羅的な原理があまり見つからない中、自律訓練法やゾーンの考え方にまで言及した、珍しい書籍です。

本書には催眠と言う言葉が使われていません。しかし、催眠技術の適用分野として、成功のためのメンタルケアがありますが、スポーツ選手に限らず、受験生や経営者など、色々な人への催眠施術を考える時、その方針と各段階で入れるべき暗示内容が学べます。

催眠技術研究屋である一方、17年の経験を持つ中小企業診断士でもあり、中小企業・零細企業の社長の経営観や現場状況を知り尽くしている石川真は、実践催眠術の第一人者、吉田かずお先生に巡り合って催眠の技術を習う前から、無意識に催眠の原理を仕事に応用していました。

催眠歴半世紀以上の吉田かずお先生に「これは、どういう流派だ?」と尋ねられた、緊張系催眠の技である催眠スピーチ術を始め、会社の現場、仕事の現場で使える催眠技術の原理を種類別で解説!中小企業・零細企業のオーナー社長さんなら、なりふり構わず試してみたい垂涎の催眠原理の応用法を明かします。“読み手の道徳観”が問われる悪用厳禁の内容満載です。

※石川真考案の「適用場面別暗示文例集」プレゼント特典付き。


著者森下典子氏の25年に渡る茶道体験を自らの人生の出来事と共に描いている内容です。一見、催眠と全く関係がないように感じますが、そうではないことが、サブタイトルにある15のしあわせの幾つかを読めば明らかです。

「頭で考えようとしないこと」、「「今」に気持ちを集中すること」、「五感で自然とつながること」、「今、ここにいること」、「自然に身を任せ、時を過ごすこと」、「自分の内側に耳をすますこと」などが含まれていて、まるでマインドフルネス瞑想の宣伝文句のようです。

書道や茶道を英訳するときに、「Zen」と言う言葉を関して表現することがある理由がここにあると再認識させられます。劇中でも何度も描かれる茶道のお点前のプロセスは、実質的に瞑想と同じ心に安寧を生じさせ、自分の中と外のことを調和させるトランス状態のことなのです。催眠状態そのものの人生における効用がよく分かる一冊です。

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催眠を全然知らなくてもすぐできる!  催眠セックス簡単実践マニュアル

~ポリネシアン・セックス、スロー・セックスのテクニックを図解で解説~

  • 著者石川 真
  • 価格¥ 2,500
  • 出版日2014/09/15
  • 単行本52ページ

吉田ヒプノロジー研究所主幹の石川真による催眠セックスの実践手引きです。中国の房中術、インドのカーマ・スートラ、そして有名な南太平洋のポリネシアン・セックスに共通する、肌を密着させ、目を見つめうセックスの中に、変性意識誘導の機能を見い出し、催眠術を知らなくても、催眠技術を応用した深い悦楽を味わえるセックスの方法論を解説しています。

女性の深いオーガズムの際にも暗示を与えるなどのテクニックも紹介され、脱AV的セックスを前提として、ゆっくりと愛し合う二人のセックスのあり方が分かります。過激さの少ないイラストによる体位の説明も、好感が持てます。

女性をその気にさせる催眠的な誘い方や、平時に暗示によって女性を性的に興奮させるなどの、“セックス催眠”として知られる各種のテーマは全く扱わず、“催眠セックス”の考え方と実践方法をのみを真面目に説明した書籍です。

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この書評で紹介している『催眠の謎―…』と同じ産調出版の書籍で、同じタッチの非常に分かりやすい説明が多岐にわたる分野について書かれている、催眠に関る人の必読書です。著者二人が外国人であるため、袖の説明文に…

「欧米諸国では現在、催眠療法は不安や恐怖症、さらには身体的苦痛に対する合理的で効果の高い治療法の1つとして広く認知され、実際の治療に役立てられています」

とある通り、まさに、日本では想像しがたいほどの広い治療範囲がたくさんのケーススタディと共に紹介されていて、たとえば、「医学的問題」の章には、高血圧・湿疹・喘息・過敏性腸に始まり、頭痛や腰痛、そして癌に至るまでがテーマとして扱われています。

日本で「ヒプノセラピー」の言葉から連想される、この書籍の「精神的問題」はもちろん、それ以外の催眠技術の広い適用範囲を学べる一冊です。多様なテーマと個別の対象者の状況による部分が大きいためか、セラピーの具体的なスクリプト例のようなものが書かれていないのが少々残念です。

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