このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2022/1/1発行 第71号

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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.シリーズ「催眠術師になるには」 知るべき背景知識編(5)
■ 催眠術師の仕事
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶

こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。
新年あけましておめでとうございます。

この年末年始は、
新型コロナウイルスのワクチン接種も進んだということで
数年ぶりに帰省された方も多いのではないでしょうか。

本年も吉田ヒプノロジー研究所を
どうぞよろしくお願いいたします。

バックナンバーはこちらから
http://saimin-seminar.com/category/magazine/

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2.シリーズ「催眠術師になるには」 知るべき背景知識編(5)
 催眠術師の仕事

催眠の仕事の分類方法には色々ですが、
直感的に分かりやすいのは、
施術などを受ける側の人々から見た職業分類でしょう。

主要なものは大雑把に分類すると三つしかないように思えます。

(1)演芸催眠、(2)ヒプノセラピー、(3)催眠教授です。

一つ目の演芸催眠は最もイメージしやすい催眠術師の仕事です。

実際の舞台で見るよりも、
ネットを介した動画やライブで見ることが多いものと思います。

マジシャンやメンタリストの技術の
一部に組み込まれていることが多く、
催眠術師単体で成立しているケースは
まれになりつつあります。

マジックなどに比べて演芸催眠の最大の弱点は、
これから起きることを先に言わなくてはならないことです。

「さあ、あなたの手はもう上がらなくなりますよ」
などと告げる暗示のせいで
常にヤラセの疑いがつきまといます。

吉田かずお先生は「演芸催眠はもうやり尽くされた」と言いますが、
ネタのバリエーションも
こうしたネタバレを極力避けるようなものに
制約されてしまうことが理由の一つです。

二つ目のヒプノセラピストの仕事は、
国内では医師による施術はレアケースです。

医師以外の催眠術師が行なう場合では、
医療との業際が問題になりやすく、
「治療」と言えない所に一つの限界があります。

しかし、もっと深刻なビジネス上の難点は、
お客様が感謝しないことです。

書き込まれた暗示が無意識に定着すると、
本人はそのようなことが以前からできて
当たり前だったと感じるようになり、
ありがたみが湧かないのです。

施術がうまく行けば行くほど、
ありがたがられないことで、
ビジネスとして成立が困難になります。

前世退行の催眠サービスは分類上このジャンルに含まれますが、
催眠による偽記憶は米国で社会問題化するなどしており、
あくまでも占いサービス的な位置づけとして考えた方が良いでしょう。

三つ目の催眠教授は催眠の技術を教えることです。

高額なサービスを提供している団体や個人も多いですが、
自己変革には意義があるかもしれませんが、
その技術で稼ぐ方法が上の二つぐらいしかない技術の
商業的な価値はそれほど高くないかもしれません。

このように見ると、催眠術師の稼ぎ方はお先真っ暗です。

それは催眠術師が催眠術の幅広い適用範囲を
視野に入れていないからです。

催眠術師を「(特定の)催眠術の形のプロ」ではなく、
「無意識を扱うプロ」と再定義すると、
収入の得方は格段に広がります。

次回以降でその可能性について考えて行きます。

偽記憶を社会問題化したアイリーン・フランクリン事件

偽記憶を社会問題化したアイリーン・フランクリン事件

ジャクリーン・ケネディ・オナシスが受けた催眠療法

ジャクリーン・ケネディ・オナシスが受けた催眠療法

映画『リング』にも登場する透視実験と催眠術

映画『リング』にも登場する透視実験と催眠術

世の中で一番感謝されない仕事…。催眠術師

世の中で一番感謝されない仕事…。催眠術師

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3.セミナーのご紹介

◆本当の催眠術がスッキリ分かる!
 目からウロコの“吉田式催眠術”解説基礎講座◆

実践的催眠術の第一人者。吉田かずおの催眠世界観は、
大気拳の正統伝承者として、武道や気功に通じる催眠分野にも、
著名な代々木忠監督を通して確立したセックス催眠にも、
ステージの上から観客にかけてしまう演目としての集団催眠にも、
集中力や学習能力を驚異的に伸ばす催眠学習法にも、
心の問題解決をはかるヒプノセラピーにも、
すべてに共通する本質的で実践的な、催眠世界観です。

吉田かずおが得意とする古典的なメスメリズムから
最新の“適応的無意識”の研究の視点まで、スッキリ説明します。
催眠の技術が何にどんな風に使えるのかを知りたい人にうってつけです。

●日時 1/26(水) 19:00~22:00
●講師 吉田ヒプノロジー研究所 石川真
●参加料(お一人様) 55,000円(税込)

お申し込みはこちらから

吉田かずおの催眠セミナー

大好評につき、毎週、新宿の会場で、
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ご興味のある方は、以下より詳細をご確認ください。

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4.催眠関連書籍紹介

『ヒトラーの大衆扇動術』

ヒトラーは非常に稀な
“選挙で選ばれた独裁者”であることは
よく知られています。

そのヒトラーが大衆心理の操作に用いた
最大の武器が演説です。

その演説のテクニックや演説に臨むヒトラーの
徹底した計算と日常からの準備などを
細かい項目建てに分けて分かりやすくまとめた書籍です。

「大衆は感情的にさせ、自分は理性的になれ」や
「ビジュアルが大切だ」、
「単純明快なビジョンと思想を確立せよ」、
「共通の敵を作れ」など、
テーマタイトルを見るだけで、
想像がつくような分かりやすさです。

緊張系催眠術の最も有効な応用法は「催眠スピーチ」ですが、
そのポイントの多くがこの本の中に
ヒトラーの実践の形で紹介されています。

催眠スピーチは、数百人から数千人の対象に対して
一気に暗示を書き込めるダイナミックな催眠術で、
学びたいという声をよくいただきますが、
原理は比較的簡単でも実践するための技術のマスターが大変で、
残念ながら挫折する方も少なくありません。

この本でも「目に力を入れろ」で紹介される
ヒトラーが無名時代に下宿部屋で鏡に向かって
目つきを自己管理できるよう特訓していた話など、
入念な準備の重要性が分かるエピソードが
あちこちにみつかります。

完成度の高い催眠スピーチの
実践例の分かりやすい解説書として読むと、
この本の内容の多くの部分は
催眠術師にとっても学びの多いものとなっています。

『ヒトラーの大衆扇動術』
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5.吉田かずお先生トリビア

吉田先生は、日本大学出身ですが、
入学以前に日大空手部入部が決まっていたと言います。

吉田先生は「裏口入学みたいなものかも」と言いますが、
AO入学の一種と考えられそうです。

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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
執筆担当 石川真
配信担当 田中めぐみ

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