このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2022/12/1発行 第82号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.事例紹介#07 慢性的な肩こりのご相談
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。
師走に入り、急に冷え込む日が増えてきました。
今年はインフルエンザが爆発的に流行する可能性があるとのことで
学級閉鎖になる学校も出てきているようです。
手洗いうがいなどの対策もそうですが、
ストレスを緩和し、免疫力を高めることによって
体調を崩さないように気を付けて過ごしたいものですね。
バックナンバーはこちらから
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2. 事例紹介#07 慢性的な肩こりのご相談
前回の当メールマガジンで、或る食事会の参加者に
各々希望する暗示を個別に入れた場面で、
誘導も全くなく、有効な暗示文章を与えることなく、
対象者が希望する内容を実現した事例をご紹介しました。
その場で施術したのは
30代後半から50代前半の女性が5人でしたが、
そのうちの一人のご相談内容は
「慢性の肩凝りを何とかしたい」でした。
初対面の対象者にたった一回暗示を書き込んだだけで
劇的に望ましい変化が起きた事例なので
ご紹介したいと思います。
「小学校の頃から、ランドセルを背負うだけで
肩凝りになり、常に頭痛がするが、
病院に行っても特に明確に悪いところがない」
と言う女性からのご相談でした。
詳しく尋ねてみると、成人する前から、
整形外科の医院での治療や、
鍼灸治療、漢方薬の服用や
各種マッサージなどを試してみても、
劇的な改善は一度も起きたことがないというお話でした。
もともと肩凝りは日本人だけの症状だと言われています。
英語でも “stiff shoulder” と言う表現はありますが、
医療機関で治療を要するような
重篤な症状を指しています。
その観点から言うと、日本人が認識する
「肩凝り」を意味する英語表現が
存在しないと考えることができます。
外国人が来日し、日本語が堪能になって
「肩凝り」の概念を知ると、
その外国人も「肩凝り」になることは
よく知られた話です。
ここから、「肩凝り」は或る種の思い込みで
発生することが分かります。
それなら、「思い込み」で解消できるはずですから、
催眠施術で症状が大きく軽減することもあり得るのです。
吉田先生のようなメスメリズムではありませんが、
吉田式呼吸法で誘導し、
「深呼吸をすると、吐く息と共に痛みや嫌なことが
体の外に出て行く」と暗示を入れてみました。
催眠状態から覚醒させて、肩を回すように
両手を広げ大きく胸を広げて深呼吸を数回してもらいましたが、
深呼吸をするたびにどんどん辛さが減っていく実感が
できたと仰っていました。
30年ほどの長い間感じていた辛さが
催眠施術一回で解消した事例をご紹介しました。
深呼吸の習慣で色々な不調を一掃 ~催眠で実現する深い弛緩~
慢性的な肩凝りを一発で解消する催眠技術
自己催眠で気持ちを切り替える“換気”方法
●この事例に関する詳しい説明を動画でご覧いただけます
【催眠施術の事例紹介#7 慢性的な肩こりのご相談】
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3.セミナーのご紹介
◆書籍から催眠術を読み解く 催眠読書会 入門編◆
催眠術師が開催している一般的な催眠レッスンを受講して
催眠について関心が深まった方々に、
もっと催眠について知ってもらえるように構成した、
ウェブ上の動画で見る「催眠読書会」全10回です。
各回のテーマに沿って、動画のガイダンスに従って
指定の課題書籍を読むと、
催眠についての原理や歴史、応用の可能性まで、
広く学ぶことができます。
現在の日本国内の限られた催眠用途の枠を破り、
欧米での催眠術の幅広い応用方法や、
戦前まで日常の隅々にまで浸透していた国内の催眠など、
催眠術の実用法の広がりを色々な角度から掘り下げます。
石川真が書きまとめた一連の
(吉田かずお先生による)吉田式催眠観についての
電子書籍も含む21冊の書籍を読んで、
催眠の知識や技術に磨きを掛けましょう。
<詳細>
第一回 『一般的な催眠技術の基本原理』
第二回 『吉田かずお先生と吉田式催眠観』
第三回 『催眠技術の説明』
第四回 『吉田式呼吸法』
第五回 『催眠術の歴史(海外編)』
第六回 『催眠術の歴史(国内編)』
第七回 『催眠術の対象者』
第八回 『緊張系催眠』
第九回 『適応的無意識』
第十回 『実用催眠とその広がり』
全10回 一括購入はこちらから
https://yoshidakazuo.theshop.jp/items/5655227
1回ごとの個別購入はこちらから
https://yoshidakazuo.theshop.jp/items/5655260
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4.催眠関連書籍紹介
『依存メンタルを力に変えるレッスン』
「依存している」と聞くと
非常にネガティブなイメージが湧くのが普通だと思います。
しかし、著者のバク@精神科医は、
依存の状態を
(1)「夢中になるレベルを自分でコントロールできて、
やる気や活力につながる『いい依存』」
(2)「夢中になっているものに振り回され、
困ってもやめられない『ダメ依存』」
(3)「やめるには医療などの他社の介入を必要とするほど、
自分では制御不能な依存を『依存症』(病気)」
の三つに分類しています。
当然ですが、(1)の「いい依存」は
「とてもいいことです」と著者も言っています。
内容の中でも非常に興味深い論点は、
多種多様な物事が依存の対象となり得ることです。
酒や薬物の依存はすぐ思いつきますが、
仕事への依存、ネットへの依存、
恋愛や買い物への依存など、
「依存」を「中毒」と言う言葉に置き換えて考えると、
依存のイメージが非常に広がることが分かります。
さらに著者は「ホームシック」になることを
自分が慣れ親しんだ土地や生活環境への依存と説明していますし、
摂食障害などに見られるような食事への依存、
そして人のために何かをすることに対する依存などまで挙げています。
一般的に使われている割には正確に理解されていない
「依存」という言葉の示す内容を、
実社会での生活の事例をベースに
分かりやすく説明している一冊です。
催眠施術においても、この本の定義する
「依存」の色々な形が相談の対象となっていることがありますが、
そういったご相談への対応を考える上で、
非常に学びの多い内容になっています。
『依存メンタルを力に変えるレッスン』
購入はこちらから
https://amzn.to/3ug9rzY
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5.吉田かずお先生トリビア
浅い催眠までしか誘導できないのに
ヒプノセラピーをしている人物が
「催眠はメッキのようで、
時間が経てば治療効果がはげて消える」
と言っているのを聞いて、
吉田先生が憤慨していたことがあります。
吉田先生は、深いきちんとした催眠は
全く薄れることがないと
自身の経験から確信しているからです。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
執筆担当 石川真
配信担当 田中めぐみ
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