このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2019/5/2発行 第39号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.コミュニケーションと催眠
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。
4/30、5/1と、平成時代の終わり、令和時代の幕開けと
日本国内が賑わっていましたね。
吉田ヒプノロジー研究所も、令和初のメールマガジン配信です。
今年のGWは10連休ということで、お出かけになっている方も
多いかと思います。連休明けに向けて、リフレッシュしたり、
新しいことに取り組まれるのもいいかもしれませんね。
バックナンバーはこちらから
http://goo.gl/svxOOr
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2. コミュニケーションと催眠
コミュニケーション “communication” という英単語は
語源的に “common” (「共通の」)と言う単語と一緒です。
共通の情報を持つことが原義です。
情報の状態が共通になればよいのですから、
特に双方向的である必要もありません。
送り手の出した情報が受け手の持っている情報を塗り替えて共通になっても、
コミュニケーションだと考えられます。
ですので、端的に言ってしまうと、
「情報の受け手の認知(≒認識)や行動に変化を起こす情報の共有化」
と言うことになると思います。
また、コミュニケーションと言うと、
意識的に見聞きして、意識的に情報を発信するということがイメージされますが、
全く意識的な働きが関与していない状態でも
人間は膨大な量のコミュニケーションを行なっています。
池谷裕二氏の『脳には妙なクセがある』には、
ガンバレ実験と通称されている実験の結果が紹介されています。
モニターを見ながら作業をやっている最中に、
モニター上に視認できない速度で「ガンバレ」などと表示すると、
視覚上全く認識していないのにもかかわらず、
作業成果が向上すると言うのです。
これは、映画にCMの画像を認識できないコマ数で混ぜる
有名なサブリミナル効果の実験と原理的に一緒です。
(ただし、実験当時から有意性が疑われたCM画像のサブリミナル実験と異なり、
明確な有意性が見出されています。)
これは情報の受け手が意識することなく
その認識や気分を変えた訳ですから、
無意識になされたコミュニケーションと考えられます。
無意識に暗示という命令を書き込んで、
認識や行動、記憶にさえ変化をもたらすのが催眠の技術です。
上述のガンバレ実験のケースの実験期間中
作業ペースが上がったことも驚くべきことではありますが、
催眠技術による暗示は、より複雑な内容をより長期間にわたって
安定的に書き込むことができます。
たとえば、つい寝る前に食べてしまう習慣があるせいで
やせられない人に対して、
「夜9時を過ぎると、何も食べたくなくなる」と暗示を入れて
ダイエットを成功させることさえできるのです。
「催眠の技術は究極のコミュニケーション術」と考えられる理由がここにあります。
催眠の技術を高度に効果的なコミュニケーション術と捉えることで、
催眠技術の私たちの日常への応用の場面はより多く見つかるようになるのです。
リンク:
『作業をさせることで、集団に暗示を書き込む! 「作業催眠術」』
『ふさぎ込む高齢者を、多幸感を湧かせる後催眠暗示で蘇らせる!』
『女性の“婚活”にはずみをつける催眠技術』
『サブリミナル効果の催眠的な解釈』
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3.セミナーのご紹介
◆自分のココロとカラダをコントロールする
吉田式自己催眠術講座◆
数ある自己催眠術で最もよく知られ定型化されたものに、
ドイツの精神医学者シュルツ博士によって開発されて、
その後、体系化された「自律訓練法」があり、
ストレス緩和、心身症、神経症などに効果があるとされています。
吉田式自己催眠術講座では、自律訓練法の習得上の最大の難関である
催眠状態の実感を、吉田かずおによる他者催眠で体験しておいてもらい、
そこから呼吸法を基本とした自律訓練法よりはるかに容易な
吉田式呼吸法による自己催眠の方法で催眠状態を
自由自在に再現できるように指導します。
<日時>
6月5日(水) 19:00~22:30
※今後、毎月第1水曜日に定期的に実施いたします。
<講師>
吉田かずお
<会場>
東京都渋谷区代々木(JR新宿駅徒歩8分)
<申込方法>
お申込フォームより、お申し込み下さい。
※お申し込み期限は5月29日(水)。
お席に限りがありますので、お早めに申し込み下さい。
<料金>
一般 65,000円(税込)
※クレジットカードでの決済となります。
大好評につき、毎週、新宿の会場で、
各種の人気テーマの催眠セミナーを開催中!
ご興味のある方は、以下より詳細をご確認ください。
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4.催眠関連書籍紹介
『脳には妙なクセがある』
本文中でも紹介している脳科学者池谷裕二氏の数ある著作の中の一冊です。
一見、催眠技術には全く関係のない書籍のようですが、
軽妙な語り口で解説されているのは、
「脳のクセ」としてまとめられた「人間の無意識の構造」そのものです。
人間は意識で判断など全くしていず、
すべて無意識が決めてしまった結果を追認しているだけに過ぎないという、
一般的な認識とは大きく異なる概念も説明されています。
この概念を催眠の見地から深く掘り下げてみたのが、
石川真著の『ポスト構造主義っぽく読み解いてみた!
~「意識が消えてしまった世界」で「適応的無意識」を操る最強の技術「催眠」』の
上下巻です。
脳のクセを知っていれば、催眠暗示もそのクセに沿って
より効果的なものを案出できるようになります。
また、この書籍全体を通して、催眠技術を「無意識をコントロールする技術」と知っていれば、
その技術の大きく広がる応用範囲に気づかされます。
『脳には妙なクセがある』
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『ポスト構造主義っぽく読み解いてみた!
~「意識が消えてしまった世界」で「適応的無意識」を操る最強の技術「催眠」』
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上巻 https://amzn.to/2vvYH21
下巻 https://amzn.to/2V9duPz
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5.吉田かずお先生トリビア
吉田先生は自身のサーフィンなどの趣味の延長で、
1970年頃からアロハ・シャツやTシャツ、
サーフ・トランクスを扱うアパレル・ブランドの
「シー・アドベンチャー」をプロデュースしていたことがあります。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
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配信担当 田中めぐみ
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