このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━
~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2022/10/1発行 第80号
━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━ ☆ ━━━━━
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.事例紹介#05
■ カイロプラクターの方々の研修会で催眠レクチャー
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.ご挨拶
こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。
10月に入りました。
先月後半から台風の影響を多く受けるようになりました。
静岡県にお住まいの方も、場所によってはまだ断水が続いていたりと
日常を取り戻せていない方もいらっしゃることと思います。
被害にあわれた方に、心よりお見舞い申し上げます
今回の台風がそうであるということではありませんが、
一般的な話として、災害後はストレスからPTSDの症状が出る方も多いと聞きます。
ストレスを和らげることは、催眠技術の得意分野でもありますので
ご不安を感じていらっしゃる方は、自己催眠で解決できるか
チャレンジしてみていただければと思います。
バックナンバーはこちらから
http://saimin-seminar.com/category/magazine/
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
2.事例紹介#05 カイロプラクターの方々の研修会で催眠レクチャー
或るカイロプラクターの先生の施術を受けている際に、
「患者さんがリラックスをして施術を受け容れて、
こちらが意識を集中すると患者さんの問題が感じられる」
と先生が仰ったので、
「それは催眠で言う所の同調ですね」と伝えたら、
催眠の話が盛り上がりました。
その先生はカイロプラクターの方々を集めて定期的な研修会を開いている方で、
その研修会で催眠の考え方について説明させていただくこととなりました。
会場にはカイロプラクターの方々が6、7人いました。
まずは簡単に催眠技術の説明をして、その後、論より証拠ということで、
全員を同時に集団催眠へと誘導して催眠状態を体験してもらうこととしました。
先述のようにカイロプラクティックの施術そのものが催眠施術でもあるということで、
皆さんの被暗示性が高いのかもしれませんが、
誘導してみると一度目から皆さん深い催眠状態になり、
なかなか覚醒しない人も複数人いました。
その後、追加の説明と質疑応答の時間を設けると、
「患者さんがリラックスしきらないと、施術がぎこちなくなり、
その効果も薄れる」という声を何人かの方からいただきました。
リラックスしにくい人への対応は
弛緩系催眠でも施術上の問題になりやすいポイントです。
十分なラポール形成がリラックスさせるための
一つのカギと考えられることを説明した上で、
弛緩系一辺倒ではない方法も紹介しました。
それは緊張系催眠の技術を用いることです。
リラックスすることが苦手な人はそれなりにたくさんいますし、
まして初めての施術者に会って、自分の体を任せることに
リラックスして臨める方が稀と考えることさえできます。
逆に、緊張したことのない人間はいませんし、
やや変な表現ですが、緊張することは誰でもできます。
そこで、あまりラポール形成ができていない対象者でも
緊張系催眠の誘導はできますので、
その技術で最初に「施術を安心して受けられる」という暗示を入れてしまうのです。
その暗示が入ってしまえば、その後に弛緩系の催眠でリラックスさせることも
問題なくできるようになります。
カイロプラクターの現場で適用できそうな手法の
アイディア出しまでしてみたところ、
非常に好評のうちに研修会を終えることができました。
カイロプラクターの方々に緊張系催眠を教えました
失敗続きの仕事と恋愛。
幸せになれないと思い込んだ女性のケース セッション第2回
そよ風の誘惑 ~アウトドアの催眠誘導の可能性~
http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=759
●この事例に関する詳しい説明を動画でご覧いただけます
【事例紹介#05 カイロプラクターの方々の研修会で催眠レクチャー】
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
3.セミナーのご紹介
◆実践!聞き手の意見を思いのままに変える
催眠スピーチ術 基礎講座◆
聞き手を変性意識状態に引き込み、
無意識段階で聞き手の意見をこちらの伝えるものに書き換える
催眠スピーチ術の体系化に成功しました!
ヒトラーが国民操作に用いたスピーチ術を催眠の立場から再構成。
500人にさえ一度に変性意識に引き込むテクニックをお教えします。
深催眠はできませんが、ラポールがほとんど要らず、
対象者を広くムラなく誘導できる奇跡の手法です。
さらに、参加者に人前で自信を持って話せる他者催眠をかけて
確実に実行できるようにします。
●日時 10/19(水) 19:00~22:00
●講師 吉田ヒプノロジー研究所 石川真
●参加料(お一人様) 55,000円(税込)
お申し込みはこちらから
大好評につき、毎週、新宿の会場で、
各種の人気テーマの催眠セミナーを開催中!
ご興味のある方は、以下より詳細をご確認ください。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
4.催眠関連書籍紹介
『図解 脳に悪い12の習慣』
著者は林成之という1939年生まれの脳神経外科の医師です。
2022年には83歳という高齢ですが、
一般の人々にも分かりやすい脳の働きについての書籍を多数発表しています。
その著者が今年書いたのがこの一冊です。
12の習慣の中には「スマホをよく見る」や「効率ばかりを考える」、
「他人の立場をあまり考えない」などが含まれており、
スマホ利用が日々当たり前になっていたり、コスパを頻繁に意識したり、
コミュニケーション力が低いままだったりなど、
老若男女を問わず現代人の日常生活のありかたの見直しを迫るような内容も
多く含まれています。
このような章立てを見ると、多くの自己啓発本と比べて目新しさがありませんが、
たとえば、「脳は4つの本能を持っている」など、
脳の機能やその働きの特徴などが必要な箇所でそれなりに詳しく述べられており、
人間の能力開発や習慣改善などのティップスがたくさん含まれています。
それらのテーマはヒプノセラピーの対象となることも多いので、
催眠施術における対象者の課題の見立てや暗示内容の案出などに
ヒントとなる事柄が多数見つかる一冊となっています。
『図解 脳に悪い12の習慣』
購入はこちらから
https://amzn.to/3SImKmY
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
5.吉田かずお先生トリビア
催眠術師の職業としての演芸催眠の分野には
限界や行き詰まり感を吉田先生は抱く一方で、
分からない部分が多く、掘り下げる余地が多く見つかる
ヒプノセラピーの領域に吉田先生は関心が湧くと言っています。
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
-----------------------------------
【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
執筆担当 石川真
配信担当 田中めぐみ
E-mail info@saimin-seminar.com
Home http://www.saimin-seminar.com/