このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2021/10/1発行 第68号
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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.シリーズ「催眠術師になるには」 知るべき背景知識編(2)
■ 催眠技術の新たな形
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶
こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。
本日より、緊急事態宣言が全国的に解除されました。
公共施設や娯楽施設など、
本日より営業が再開したところも多くある様子が
ニュースで報道されています。
物理的な制限が問題で取り組めなかったことも
このチャンスに再開してみてもいいのかもしれません。
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2.シリーズ「催眠術師になるには」 知るべき背景知識編(2)
催眠技術の新たな形
科学はどんどん進歩しています。
MRIの技術が開発され高性能化していくことで
脳神経学も急激に発展し始めました。
脳の活動はそのまま人間の無意識の研究をも
牽引しています。
他に遺伝学や行動経済学・社会心理学など、
その発見が人間の思考や行動の様々な部分を
解明し理論づけていくようになってきています。
人間のすべてを実質的に司る無意識を
再プログラミングするのが催眠技術ですから、
これらの最新科学の発見とも無関係でいることは
できません。
特に今回は遺伝学の発展と催眠技術との関係を考えてみましょう。
人間の色々な形質の決定において遺伝の影響が非常に大きいことが、
最近の研究によって判明しています。
遺伝以外の要素は後天的な要因ですが、
家庭などの環境の中で家族のメンバーを
類似させるような環境を「共有環境」と呼び、
家族のメンバーをひとりひとり異ならせるような環境を
「非共有環境」と呼んで区別しています。
三つの要素が絡み合って
人間の形質が創り上げられていますが、
その影響力の割合は形質によってまちまちです。
たとえば…
■学業成績
遺伝要因:55% / 共有環境要因:17% / 非共有環境要因:29%
■言語性知能
遺伝要因:14% / 共有環境要因:58% / 非共有環境要因:28%
■音楽
遺伝要因:92% / 共有環境要因:0% / 非共有環境要因:8%
■外向性
遺伝要因:46% / 共有環境要因:0% / 非共有環境要因:54%
となっています。
無意識は人間の知覚や運動、思考などを支配していますが、
そのプログラムの無視できない割合が
遺伝によって決まっていることが分かります。
催眠技術で再プログラミングをすることは、
後天的に個別に影響を与える要素ですから、
非共有環境要因の一つと見做せます。
つまり、非共有環境要因の影響割合が多い要素ほど、
暗示が受け容れられやすいと考えることができるのです。
確かに吉田かずお先生の施術例を見ても、
「勉強に集中する」や「会話がどんどん楽しくなる」などはありますが、
「絶対音感が生まれる」などは聞いたことがありません。
こうした暗示の入りやすさの傾向を
最新の遺伝学の成果から知ることも、
催眠の知識を深め、その技術を磨くことにつながるのです。
運命の人を決める遺伝子
“遺伝子”面から考える入りやすい暗示
催眠で入れた暗示内容は遺伝する? エピジェネティックス的な可能性
進化のカギは未成熟にあること
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3.セミナーのご紹介
◆催眠術師は実質的“超能力者”
~本気に催眠術師になりたくなったあなたへ~◆
実践催眠術の第一人者、吉田かずお先生は、
理論的な学習と並行して、
多種多様な催眠術に対するニーズに対応する経験を重ねることで、
催眠の技術が磨かれていくことを強調し、
催眠術の持つ可能性の広がりの大きさと共に、
催眠術師の負うべき重い責任を常に説いています。
人間の総てをつかさどっているのが無意識である以上、
その無意識に直接アクセスすることのできる催眠術は、
事実上、人間を自由にコントロールする技の集大成ですから、
催眠術師は人を操る超能力を持った超能力者のように
見立てることもできるのです。
ヒーローものの番組を見るまでもなく、
大きな能力には大きな責任が常に伴います。
この動画セミナーでは、
他の催眠術レッスンではあまり教えられることのない
催眠術の仕事がはらむ大きなリスクと催眠術師が負うべき重い責任、
そして、催眠術師になった後の自己研鑽のあり方など、
質の高い催眠術師になるために知っておかねばならない、
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4.催眠関連書籍紹介
『無〈最高の状態〉』
「はじめに」の中に、本書の内容が簡単に述べられています。
「(1)人生において「苦しい」とはどのような現象なのかを考える」
「(2)あらゆる「苦しみ」の共通項を見極めて普遍的な対策を立てる」
精神修養を奨める書籍は昔から多数存在します。
この本の内容も簡単にまとめてしまうと
精神修養の奨めです。
しかし、サイエンスライターの著者が
最新の神経科学や脳科学の知見を動員して
現代日本の人々の抱える「苦しさ」や「生きづらさ」に
どのように対応すべきかを考えている点が非常に新鮮です。
差し詰め「現代の精神修養の奨め」です。
「苦しみ」への最終的な対応策は「無我」です。
無我が脳内ではどのような減少であるのか。
無我が現代日本人にどのようなプラスをもたらすのか。
そのようなことを丁寧に紐解いた好著です。
催眠技術そのものに言及はしていませんが、
実践法の数々には明らかに自己催眠の技術と同様のものが存在し、
自己催眠の脳内での働きさえ理解できる内容となっています。
神経科学や脳科学の切り口からの
精神修養の意義と方法論の説明は、
自己催眠による自己研鑽の際にも
間違いなく役立つものと思います。
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5.吉田かずお先生トリビア
吉田先生は小学校6年生の時に柔道を始めましたが、
当時は非常に珍しいことでした。
その理由はGHQが武道を禁止していたためと
吉田先生は考えています。
吉田先生が通っていた柔道のメッカともいえる講道館も
GHQによって強制的に閉鎖されていたのだと言います。
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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
執筆担当 石川真
配信担当 田中めぐみ
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