このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2021/8/1発行 第66号

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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.シリーズ「催眠術師になるには」 習得方法編(9)
■ 催眠技術の検証と進化
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶

こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。

ついに夏本番ですね。
先週から東京オリンピックが開催されていますが
セッション・ルームのある新宿界隈も
開会式の日は大勢の人で賑わっていたという話を聞きました。

少し外に出るだけでも汗が吹き出してくるような気候ですので
熱中症には気をつけてお過ごしくださいね。

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http://saimin-seminar.com/category/magazine/

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2.シリーズ「催眠術師になるには」 習得方法編(9)
 催眠技術の検証と進化

やる気や快適さを作り出す脳内物質セロトニンを
脳内で運ぶ能力を決定する遺伝子の分布は、
世界の地域によって異なっています。

セロトニンの脳内濃度が高いと、楽天的になり、
低いと神経質で不安を感じやすくなると言われています。

セロトニンの脳内濃度の低い日本人は不安を感じやすく、
幸福感を得にくい人々である可能性が非常に高いのです。

こうした日本人が鬱に悩んでいる状態に対して、
「うきうきした明るい気分になってくる」の暗示も、
一時的な対症療法にしかなり得なそうです。

海外のヒプノセラピーの多様な成功事例も、
こうした人種や文化の面から
検証してみる必要がありそうだと分かります。

無意識のプログラムを創り上げている構造は、
国単位や民族単位、文明単位でも、
そこに暮らす人々をも異なる形に“創り上げている”ことになります。

つまり、無意識のプログラムは国によって、
(単に暗示で入れる言語が違うと言った意味ではなく)
言語や文化習慣などの複雑な要素によって、
仕組みが異なっていることになります。

吉田かずお先生によると、
ミルトン・エリクソンが米国で確立した
現代催眠と呼称されることもある催眠術の体系を、
翻訳者によって日本語に翻訳された書籍で学び、
日本の催眠の現場を全く意識していない翻訳結果を鵜呑みにして、
「(当時)最先端の催眠術を身につけた」
と言っている人々がいたようです。

吉田先生は、その人々について、

「米国で、エリクソンの治療を受けにきた患者たちに
効果があったテクニックが、
そのまま日本の患者でもない人々が受ける催眠に
丸ごと適用できると考える方がおかしい。
言葉も違えば生活環境も違う。
ただ機械的に翻訳した暗示文を聞かせて
優れた効果が出るなんて考えられない」

と仰っていたことがあります。

新規の科学的な発見が
遺伝子や脳神経の分野でどんどん為されていく中、
それらの発見から催眠技術も磨かれて行かねばならないことが
分かるのです。

遺伝子で決められている薄幸の人々!?

遺伝子で決められている薄幸の人々!?

催眠で入れた暗示内容は遺伝する? エピジェネティックス的な可能性

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あまり知られていない「ネガティブ思考」の大きなメリット

あまり知られていない「ネガティブ思考」の大きなメリット

バイオラポール再考 ~結果として起こるバイオラポール~

バイオラポール再考 ~結果として起こるバイオラポール~

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3.セミナーのご紹介

◆催眠術師は実質的“超能力者”
 ~本気に催眠術師になりたくなったあなたへ~◆

実践催眠術の第一人者、吉田かずお先生は、
理論的な学習と並行して、
多種多様な催眠術に対するニーズに対応する経験を重ねることで、
催眠の技術が磨かれていくことを強調し、
催眠術の持つ可能性の広がりの大きさと共に、
催眠術師の負うべき重い責任を常に説いています。

人間の総てをつかさどっているのが無意識である以上、
その無意識に直接アクセスすることのできる催眠術は、
事実上、人間を自由にコントロールする技の集大成ですから、
催眠術師は人を操る超能力を持った超能力者のように
見立てることもできるのです。

ヒーローものの番組を見るまでもなく、
大きな能力には大きな責任が常に伴います。

この動画セミナーでは、
他の催眠術レッスンではあまり教えられることのない
催眠術の仕事がはらむ大きなリスクと催眠術師が負うべき重い責任、
そして、催眠術師になった後の自己研鑽のあり方など、
質の高い催眠術師になるために知っておかねばならない、
吉田かずお先生直伝の教えが数多く紹介されています。

動画セミナーの詳細はこちらから

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4.催眠関連書籍紹介

『発達障害グレーゾーン』

自閉症スペクトラム障害(ASD)、
注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害が
最近の研究の進展と共に話題になることが多くなりました。

これらの障害の診断は一定の診断基準を満たす場合に為されますが、
いくつかの症状があっても、診断基準を全て満たさない状態のことを
「(発達障害)グレーゾーン」と一般に呼んでいます。

「自分は発達障害かもしれない」と思っても
医師による診断を受けていない人も含めて
グレーゾーンと呼んでいるケースもあります。
(正式な医療用語ではありません。)

このようなグレーゾーンの人々の様子を
精緻に描いた書籍です。

グレーゾーンで医師による診断がない人は、症状が出た際に、
単に「注意散漫な人」とか「やる気のない人」などと
評価されてしまうこともあり、
障害の診断を受けた人々よりも、
より深刻な社会との軋轢を経験することも多いようです。

その結果、うつや適応障害などを
発症してしまうこともあると説明されています。

特に催眠技術について書かれている訳ではありませんが、
医療機関でも治療されない心の病に対して、
催眠技術ができることは大きく広がっています。

そのような催眠技術の可能性について考えさせてくれる一冊です。

『発達障害グレーゾーン』
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5.吉田かずお先生トリビア

吉田先生のドンキー・カルテット時代からの
「ジャイアント吉田」という芸名は、
セックス催眠の演芸を披露していた当時までは
催眠術師としても使われていましたが、
その後、その他の分野の催眠を行なう際には、
「吉田かずお」名義になって、
使い分けがされるようになりました。

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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
配信担当 田中めぐみ

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