このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2020/12/31発行 第59号

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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.シリーズ「催眠術師になるには」 習得方法編(2)
■ 誘導法の疑問
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶

こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。

本日は大晦日です。
いよいよ激動の今年も終わりを迎えます。
突然の新型コロナウイルス感染症拡大の影響で
ライフスタイルが大きく変わった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

老若男女問わず、コロナ禍でストレスを感じる方が増えたという報道も
増えてきたように感じています。

ワクチンが普及すれば日常も戻ってくるかもしれませんが、
しばらくは時間がかかると予想されているようです。
催眠の技術をうまく使って、精神面のケアをしながら
この厳しい時代を乗り越えて行ければと思います。

読者の皆さまも、体調には気をつけて、良いお年をお迎えください。
また来年も、吉田ヒプノロジー研究所をどうぞよろしくお願いいたします。

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2.シリーズ「催眠術師になるには」 習得方法編(2)
 誘導法の疑問

誘導法について考えてみましょう。

吉田先生の催眠の考え方である吉田式催眠観のみならず、
多くの催眠術の大家、たとえばミルトン・エリクソンなどの技術をみると、
「誘導法」はほとんど重視されていません。

より正確に言うと、バラエティーに富んだ誘導が為されていて、
それをパターン化して整理することが
非常に困難な状態だと思います。

それを無理矢理パターン化して、
多種多様になってしまったパターンを多数練習したり覚えたりするのは、
ほとんど無意味と言っていいように思えます。

吉田式催眠観では、基本的な誘導法は吉田式呼吸法です。

私も基本のスクリプトから、短めで汎用性の高い「簡易版」を
勝手に創りました。

その後、弛緩系の誘導をじっくりする際には、
そればかり使っています。

しかし、そうでない場面では、全く行き当たりばったりです。

狙って条件を揃えれば、大抵、その場で考えた
好い加減な誘導で問題なく事が運びます。

実際に、吉田先生の催眠誘導も、
シチュエーションと相手に応じて千差万別です。

20人少々の集団を前にして、いきなり両手を挙げて
「さあ、私の掌を見てみなさい」とか言いだしたりしますし、
一対一で会話しているテーブル越しの相手に、
「一個一個角砂糖をつまんでみてください。
つまんで運ぶともう何も考えられなくなってくる」
などとおもむろに告げる場合もあります。

催眠技術の入門書などでも、
十数種類から数十の単位の種類の誘導法を
紹介していることがあります。

身体動揺法とか音響法などの聞き慣れない誘導法や
プロレスの大技的に大掛かりになりやすい「直立後倒法」など、
必要とされる場面がほとんど見いだせないことに
気づいていただけると思います。

つまる所、相手とシチュエーションを見極めれば、
何をどうやっても催眠はかかります。

かかる催眠の条件は、相手とのラポールの形成を確実に行ない、
その上で相手が自然に受け容れる暗示の文章を
創り上げるという二点に尽きるからです。

催眠誘導ゼロ! 横でつぶやくだけで暗示を書き込む!

催眠誘導ゼロ! 横でつぶやくだけで暗示を書き込む!

「治せない」と言って治す…。催眠誘導ナシの即席催眠手法

「治せない」と言って治す…。催眠誘導ナシの即席催眠手法

使い勝手の良い誘導法「吉田式呼吸法」

使い勝手の良い誘導法「吉田式呼吸法」

誘導方法なんてどうでもいい? 成功のカギはラポール形成と暗示文づくり

誘導方法なんてどうでもいい? 成功のカギはラポール形成と暗示文づくり

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3.セミナーのご紹介

◆オンライン動画セミナー
催眠術師は実質的“超能力者”~本気に催眠術師になりたくなったあなたへ~◆

脳神経学や行動心理学、行動経済学などの
新たな研究結果がどんどん発表されるにつれて、
以前にも増して無意識についての理解が深まり、
その延長線上で無意識に直接働きかける技術である
催眠術に対する関心が高まっています。

一般の催眠術師による半日から1日のレッスンを
1回から数回程度重ねる多くの催眠術習得コースでは、
すぐにかけられるようになることを前提に、
誘導に用いるスクリプトと
幾つかの演芸催眠的なパフォーマンスの基礎などを
教えたりすることに終始しがちです。

また、ヒプノセラピー系の学習でも、
典型的な催眠誘導の実技と
フロイト以来の古典的な無意識の構造などの
理論説明を軸にカリキュラムが進むことが多いようです。

実践催眠術の第一人者、吉田かずお先生は、
理論的な学習と並行して、
多種多様な催眠術に対するニーズに対応する経験を重ねることで、
催眠の技術が磨かれていくことを強調し、
催眠術の持つ可能性の広がりの大きさと共に、
催眠術師の負うべき重い責任を常に説いています。

人間の総てをつかさどっているのが無意識である以上、
その無意識に直接アクセスすることのできる催眠術は、
事実上、人間を自由にコントロールする技の集大成ですから、
催眠術師は人を操る超能力を持った
超能力者のように見立てることもできるのです。

ヒーローものの番組を見るまでもなく、
大きな能力には大きな責任が常に伴います。

この動画セミナーでは、他の催眠術レッスンではあまり教えられることのない
催眠術の仕事がはらむ大きなリスクと催眠術師が負うべき重い責任、
そして、催眠術師になった後の自己研鑽のあり方など、
質の高い催眠術師になるために知っておかねばならない、
吉田かずお先生直伝の教えが数多く紹介されています。

<申込方法>
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4.催眠関連書籍紹介

『人の心を操る技術』

標題では省略しましたが、
「マインドリーディングと話し方で交渉もコミュニケーションも上手くいく」
というサブタイトルがついています。

NLP、コーチング、コールドリーディングなどの
“人の心を読み、操る技術”の原理よりも
実践法に重点を置いて解説を行なった催眠療法士による書籍です。

詳解されている相手の心を読むテクニックは
催眠施術の前のラポール形成に非常に役立ちますし、
気持ちを変化させるテクニックの各種は、
相手に与える暗示を練る際の重要な材料になっています。

説明の言葉も平易で非常に分かりやすく、
催眠施術などの場面のみならず、
まさにサブタイトルにある通り、
何度も読み返して日常の様々な場面に
活用したくなるテクニックが惜しみなく披露されています。

出版されたのが2012年で少々時間が経っていますが、
古さが気にならない優れた内容です。

『人の心を操る技術』 購入はこちらから
https://amzn.to/3aQeBu2

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5.吉田かずお先生トリビア

代官山に開設した催眠サロンには
精神を病んで暗い表情の人々が毎日たくさん訪れて来て、
徐々につらくなっていった吉田先生は、
彼らに会わないで済むビジネス方法として
催眠テープ(カセットテープに催眠の誘導と暗示を録音した商品)を
作って販売することにしました。

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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
配信担当 田中めぐみ

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