このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2020/4/1発行 第50号

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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.日本の催眠者(2) 藤田西湖
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶

こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。

毎日のように新型コロナウイルスの報道が続いています。
先日は吉田かずおの古巣でもある、ザ・ドリフターズのひとり、
志村けんさんが他界されました。
謹んでお悔やみを申し上げます。

人命を奪いかねない新型コロナウイルスはたしかに驚異ではありますが、
まずは手洗い・うがい・アルコール消毒の徹底と、
十分な睡眠・栄養摂取による免疫力の向上が大事です。

必要以上に慎重になりすぎずに、できることをしっかりとやりながら
過ごしていければと思います。

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2.日本の催眠者(2) 藤田西湖

藤田西湖(ふじたせいこ)は催眠術師として認識している人は
少ないかもしれません。

1900年に生まれた(※)彼は10歳にもならないうちから
彼の祖父に甲賀流忍術を習い始めていました。

正統後継者である彼から甲賀流忍術を受け継いだ者がいないので
「最後の忍者」と呼ばれています。
忍術の延長線上で各種の武道にも長けていました。

忍術を応用した技術を早い段階から軍にも提供していて、
第二次大戦中の陸軍中野学校の創設から
運営に関しても多大な協力をしています。

また、戦争中の諜報活動や工作活動にも加担していて、
実現はしていませんが蒋介石暗殺の密命を受けたことでも知られています。

彼は十代までの間に二度も数ヶ月の期間に渡り修験道の修行に参加しており、
その中で、修験者が可能としていた千里眼を習ったと言われています。

当時社会的に知られた「千里眼事件」の渦中の御船千鶴子と長尾郁子は、
催眠術によってその千里眼の能力が発現しました。

修験道や古武道も自己催眠の技術を多く包含していますので、
藤田西湖もそのような能力を会得することができたのだと考えられます。

彼の千里眼の能力も広く世間に知られていて、
警察の捜査に協力を依頼されたこともあったようです。

明治期から戦前の昭和の時代まで日本は催眠大国でしたが、
軍の内部でも催眠の技術はマインドコントロール技術として
広く活用されていたと言われています。

市井に「霊術家」と呼ばれていた催眠術師が数万人の単位であふれていた時代、
藤田西湖も催眠術の書籍を読み漁っていた時期があることが
自伝『最後の忍者 どろんろん』に書かれています。

藤田西湖の存在を考える時、「古武道と催眠」、「修験道と催眠」、
「軍部と催眠」、「千里眼と催眠」など、
催眠技術に関わるさまざまなキーワードがうまく一点に収斂するのです。

※藤田西湖の生年には幾つかの説が存在しますが、
ここでは『最後の忍者 どろんろん』の著者情報に従っています。

リンク:
『最後の忍者、藤田西湖の催眠術への傾倒』

最後の忍者、藤田西湖の催眠術への傾倒

『映画『リング』にも登場する透視実験と催眠術』

映画『リング』にも登場する透視実験と催眠術

『自己催眠で可能になる修験道の“火渡り”』

自己催眠で可能になる修験道の“火渡り”

『日本古武道にみる催眠術(1) =自己催眠編=』

日本古武道にみる催眠術(1) =自己催眠編=

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3.セミナーのご紹介

◆人生の軌道を変えるプラス・イメージをモノにする、催眠“引き寄せ”講座◆

『ザ・シークレット』で広く知られた“引き寄せの法則”。
スピリチュアル系では「波長の法則」と呼ばれる通り、
自分が確信している“プラス・イメージ”は周囲に伝わり、
周囲からそのイメージが具現化してもたらされると言われています。

実践催眠術の第一人者である吉田かずおが、あなたがもつプラス・イメージを、
あなたの“無意識”に確実に書き込み、
それを維持していく自己催眠術も併せて指導します。
あなたの人生を大きく変えるための前例ない催眠講座です。

<日時>
4月15日(水) 19:00~22:30
※今後、毎月第3水曜日に定期的に実施いたします。

<講師>
吉田かずお

<会場>
東京都渋谷区代々木(JR新宿駅徒歩8分)

<申込方法>
お申込フォームより、お申し込み下さい。

吉田かずおの催眠セミナー

※お申し込み期限は4月8日(水)。
 お席に限りがありますので、お早めに申し込み下さい。

<料金>
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ご興味のある方は、以下より詳細をご確認ください。

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4.催眠関連書籍紹介

『最後の忍者 どろんろん』

著者は甲賀流忍術14代目にして最後の伝承者である藤田西湖です。

日露戦争以前の1900年に生まれ陸軍中野学校において忍術などを教えていました。

彼は5歳の時と13歳の時に数ヶ月間の山伏の修行を経て、
千里眼に目覚めて世間を騒がせました。

本文中にも

「当時はちょうど明治の末期、四十年代で、
催眠術とか心霊科学とかの研究が最も盛んな時代であった。
有名な研究団体を数えあげても、山口三之助の帝国催眠学会、
小野福平の大日本催眠術奨励会、桑原俊郎の精神霊動会、
このほか催眠術の研究で学位をとった福来友吉博士の団体や、
幽霊博士といわれた井上円了博士を中心とするグループなど、
百花斉放の感があった。(中略)したがって、これに関する(中略)いろいろな本も出ていたから、
私はこれらを片っ端から読破した」

とあり、催眠術にも深い知見があったことが分かります。

当時の有名な催眠術師である浜口熊嶽も
幼少時に山伏の修行をしていることと共通点が見つかります。

その修行プロセスには自己催眠の技術がふんだんに取り入れられています。

藤田西湖が催眠術師として描かれている部分はありませんが、
昭和前期までの催眠術師に名を連ねている藤田西湖の人生と
当時の世情がよく分かる一冊です。

『最後の忍者 どろんろん』
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5.吉田かずお先生トリビア

吉田先生の子供時代、催眠術師は日常生活上の有り触れた存在で、
学校に来て実演もしていました。

今では到底考えられないことですが、子供達を催眠にかけ、
全員をドミノ倒しにしたり、手足が動かなくさせたりしていたようです。

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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
配信担当 田中めぐみ

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