このメールは、過去、吉田ヒプノロジー研究所と
ヒプノテクスS&Lに接点のあった方に送っています。
毎月1回、発行予定です。
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~~無意識の可能性を引き出す! 実践的催眠術の世界~~
2019/3/3発行 第37号

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■ 【目次】
■ 1.ご挨拶
■ 2.日本の催眠の歴史 後編
■ 3.セミナーのご紹介
■ 4.催眠関連書籍紹介
■ 5.吉田かずお先生トリビア
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1.ご挨拶

こんにちは。吉田ヒプノロジー研究所 事務局の田中です。

暦の上では春になりましたが、
まだまだ気候が安定しない日が続いています。

そろそろ年度末に近づいてきましたが
今年は5月に元号が変わり、日本にとっても
大きな変化の一年となりそうです。

この機会に、新しいことにチャレンジしてみても
よいかもしれませんね。

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2. 日本の催眠の歴史 後編

「すべて狸一派のやり口は今日開業医の用いて居りやす催眠術でげして、
昔から此手で大分大方の諸君子を誤魔化したものでげす。
西洋の狸から直伝に輸入致した術を催眠法とか唱え、
(中略)何も日本固有の奇術が現に伝わって居るのに、
一も西洋二も西洋と騒がんでもの事でげしょう」。

これは明治38年の夏目漱石の作品『琴のそら音』に登場する一節です。

明治初期に上陸した「催眠術」が
あっという間に日本を席巻したことがよく分かる文章です。

「開業医が催眠術を用いて」いること、
催眠を行なう者が「狸」に喩えられていること、
日本古来の催眠術に相当する術の存在が認識されていること。

それらの事実以上に、この時の漱石は
現在の東京大学や明治大学の講師を務める身で、
このような内容の文章を書いていることも
驚くべきかもしれません。

それほどに、催眠術は、医学・民間医療、物理系科学、
心理学、宗教学、教育学などの各種の分野と結び尽きつつ、
一方では大道芸などの演芸にも包含されていたのです。

明治41年には複数の将校が民間の子供を相手に
催眠術を練習しようとして濫用し、
一部が白痴に至ったと報道されています。

当時の世間を騒がせたこの事件などの背景には、
催眠術の軍事利用が行なわれていたとも言われていて、
最後の忍者と言われ催眠術の使い手でもあった藤田西湖が
陸軍中野学校で忍術を教えていたという事実もあります。

明治41年の「催眠取締令」の政府の弾圧から逃れ、
「霊術」などに看板を掛けかえることになっても流行は衰えず、
昭和5年の「療術取締令」が発布された頃には、
3万人もの霊術家が開業していたと言われています。

これらは宗教に転化した一部を除いて
GHQの指導の下に消えて行ったのです。

リンク:
『自己催眠を多数の国内著名人に説いた中村天風』

自己催眠を多数の国内著名人に説いた中村天風

『学校教育に催眠を採用する ~村上辰午郎の取り組み~』

学校教育に催眠を採用する ~村上辰午郎の取り組み~

『映画『リング』にも登場する透視実験と催眠術』

映画『リング』にも登場する透視実験と催眠術

『故郷に銅像が建てられた催眠術師』
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=142

『森鴎外が描くセンセーショナルな催眠犯罪小説…『魔睡』』
 http://hypno-techs.saimin-seminar.com/?p=58

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3.セミナーのご紹介

◆仕事も勉強もどんどんはかどる、
 奇跡の催眠“集中力”強化講座◆

重い腰を上げられず、始めても集中できず、はかどらない。
仕事でも勉強でも成果が上がらない最大の原因は、自分の心に潜んでいます。

吉田かずおが日常の中で周囲の人物に多数施術して、
最も多く、最も劇的な成果があったのが、集中力の強化です。

深呼吸一つで、やらなければならない仕事や勉強が
好きでたまらなくなり、のめり込み、どんどん集中して取り組むことができる。

そんな暗示を、あなたの無意識に書き込み、さらに自己催眠で集中力を強化する。
それが、吉田かずおの「奇跡の催眠“集中力”強化術」です。

<日時>
3月27日(水) 19:00~22:30
※今後、毎月第4水曜日に定期的に実施いたします。

<講師>
吉田かずお

<会場>
東京都渋谷区代々木(JR新宿駅徒歩8分)

<申込方法>
お申込フォームより、お申し込み下さい。

吉田かずおの催眠セミナー

※お申し込み期限は3月20日(水)。
 お席に限りがありますので、お早めに申し込み下さい。

<料金>
一般 65,000円(税込)
※クレジットカードでの決済となります。

大好評につき、毎週、新宿の会場で、
各種の人気テーマの催眠セミナーを開催中!
ご興味のある方は、以下より詳細をご確認ください。

吉田かずおの催眠セミナー

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4.催眠関連書籍紹介

『催眠術の日本近代』

明治から昭和初期にかけての日本において催眠術が、
社会的にどのように認知されてきたのかを
多数の文献にあたりながら分析した内容です。

有名な福来友吉の千里眼実験なども当時の社会に
どのように受け止められていたのかが分かります。

催眠術の施術が医療行為の一部であるのか否かの議論や、
医師の職業領域とのせめぎあいなど、
現在の催眠術の社会における立ち位置や役割を考える上でも、
とても参考になる情報が多く含まれています。

『催眠術の日本近代』
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https://amzn.to/2J1y4Mb

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5.吉田かずお先生トリビア

テレビで有名だったドリフターズは
1955年頃にサンズ・オブ・ドリフターズと言う名前で始まりました。

吉田先生が参加したのは1962年。
その後、ドリフターズはコント色を強めたため、
二年後に吉田先生は脱退しました。

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いかがでしたでしょうか。
当メールマガジンは毎月1回発行予定です。
催眠について、もっと知りたいことがありましたら
是非、以下のメールアドレスまで、リクエストをいただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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【発行元】
吉田ヒプノロジー研究所/ヒプノテクスS&L
配信担当 田中めぐみ

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